「リブ新宿センター資料集成」刊行のお知らせ

転送歓迎のお知らせということなので、掲載します。
これは貴重な資料です。
ビラなどの資料を長年かけて地道に整理された、米津知子さんをはじめとする元リブセンメンバーの方々のご努力には、本当に感謝です。

 ☆*★「リブ新宿センター資料集成」刊行のお知らせ★*☆
皆様
以前から「リブ新宿センター資料集成」出版の作業を進めてきましたが、この4月20日に、インパクト出版会から発行されることになりました。

リブ新宿センターは1972年9月、ウーマンリブ運動の拠点の一つとして東京代々木のマンションに開所。多彩で密度の濃い活動を続けて、1977年7月に閉所しました。その間に発行した印刷物のかなり多くのものが、幸いにも良い状態で残っていましたので、執筆者の了解を得て1994年から紙のコピーで公開していました。それを整理し直し、発行当時の紙面をそのまま製版印刷したのが「リブ新宿センター資料集成」です。

「リブ新宿センター資料集成」は、B4版で「リブニュースこの道ひとすじ篇」1冊、「パンフレット・ビラ篇」2冊の全3冊です。

「リブニュースこの道ひとすじ篇」は202頁。1972年の創刊号から76年の最終16号まで、「ミニ版」「号外」を含めた全18号を収録しました。「パンフレット篇」は526頁、「ビラ篇」は662頁とたいへん厚みがあります。パンフレットとビラも、70年〜77年に発行されて現在まで残っていたものを、取捨選択することなく全て収録しました。「パンフレット篇」には、リブ新宿センターとその運営グループが発行したもの18点と、リブ新宿センターが参加団体となった「優生保護法改悪阻止実行委員会」が発行したもの1点の計19点が入っています。

「ニュース篇」の裏表紙にはポスターとステッカーの、「パンフレット・ビラ篇」の裏表紙にはパンフレットの表紙の写真を、それぞれカラーで載せました。簡単ではありますが、リブ新宿センターの概要、主な活動年表、運営に携わったグループの紹介なども各篇に添えました。見て、読んで楽しんでいただけることと思います。

「リブ新宿センター資料集成」は、70年代ウーマンリブ運動の一端を伝える資料であるとともに、運動に参加した女たちにとっては大切な個人史でもあります。リブ運動に参加した女たちは、個人的なことにも歴史と政治が反映していること、社会の変革は個人の変革とともにあることを実感し、また女と女のつながりを求め信頼し、自分自身を語りました。発行から年月がたち、執筆者の中には、当時と現在の自分にギャップを感じたり、今なら別な表現ができると考える人もいました。そうした戸惑いを越えて、印刷物として残すことに同意した執筆者たちの心意気が汲み取られ、活かされることを願っています。               2008年4月 リブ新宿センター資料保存会


《リブ新宿センター資料集成 全3冊》 

2008年4月20日発行

編集:リブ新宿センター資料保存会 
発行:インパクト出版会 
〒113-0033 東京都文京区本郷2-5-11 服部ビル
電話 03-3818-7576 FAX 03-3818-8676 電子メール impact@jca.apc.org http://www.jca.apc.org/~impact/

「リブニュースこの道ひとすじ篇」 B4判 202頁1冊 本体定価7000円+税

「パンフレット・ビラ篇」 B4判 パンフレット篇526頁、ビラ篇662頁の2冊組み 本体定価48000円+税 

・「ニュース篇」はその一冊だけの販売ができます。「パンフレット・ビラ篇」は2冊1組みで、「パンフレット篇」だけ、「ビラ篇」だけの分売はできませんのでご了承ください。
・少部数しか作らないため、個人で全巻を買うのはちょっと大変な価格になりました。図書館や女性センターに購入希望を出して、見ていただけたら嬉しいです。

・海外からのご購入は、アマゾンなど国外配送をしているネット書店
 http://www.amazon.co.jp/  あるいは紀伊國屋書店の海外支店をご利用ください。