やはり骨抜きになっていたニュース掲載お詫び文

遠山日出也さんのブログ、中国女性・ジェンダーニュースに、「桂さんに対するファイトバックの会のお詫び文に異議あり」というエントリが掲載された。そこに、ニュースに掲載されたという謝罪文全文が掲載されている。

<お詫び文>

 すてっぷ前館長・桂容子証人の証言をめぐってのニューズレター4号(2007年[ここは、「5」の字が脱落している]月3日発行)の記事(4、5ページ目)に、桂さんの心情を傷つける不適切な表現がありました。桂さんに心からお詫びいたします。ニューズレター4号印刷版については、残部は廃棄処分といたします。ファイトバックの会のみなさまには4号を廃棄していただきますようよろしくお願いいたします。対応が大変遅くなり、桂さんには大変なご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。
 また、当会ホームページに掲載されていた4号、その該当記事が掲載されていたブログも削除いたしました。なお当時のブログ管理人の判断によりブログ全部が2008年8月から閉鎖されましたが、現在、改善版に向けて工事中となっておりますことをあわせて報告いたします。
 互いの人権を守るという基本を改めて確認するとともに、今後はこのようなことのないよう、掲載内容について充分注意いたします。

2008年11月 ファイトバックの会代表

遠山さんが「桂さんに対する事実誤認にもとづいた不適切な表現」という表現から、「桂さんの心情を傷つける不適切な表現」に変わったと指摘している。
「事実誤認」ではなく「心情を傷つけた」ことへの謝罪にすりかわっているのだ。ブログやHPに掲載した謝罪文と、ニュース掲載謝罪文が変わり、しかもいわれのない誹謗中傷だったことを会が認めるために重要な言葉だった「事実誤認」の言葉を削るとは、、弱体化どころか、骨抜きとなった謝罪文といえるだろう。謝罪の気持ちが著しく足りないのだ、と捉えられても仕方ないのではないだろうか。

「事実誤認」という言葉を含めるように会にはぜひ次号ニュースで訂正文を出していただきたいものだと思う。