2006-01-01から1年間の記事一覧

「女性のストレス夫の手を握ることで解消」研究と心理学の問題

「ふぇみにすとの雑感」に書いた、「女性のストレス夫の手を握ることで解消」研究の実態はエントリーに対する、leoさんという方のエントリーに関してのコメント。 どうして電気ショックについて明示しなければならないのでしょうか?その情報が抜けているこ…

 『We』上野千鶴子インタビュー中のフェミニズム運動史解釈について

macskaさんが、Weの上野千鶴子インタビューについてのエントリーをたてていた。非常に重要な論点が提示されたエントリーだと思う。いい機会なので、macskaさんが触れていない、日本のフェミニズム運動がらみのことについて、3点記しておきたい。 1)上野さ…

伊藤公雄氏のいう相互批判の「作法」とは?

伊田広行氏が具体的な批判対象を曖昧にしたまま、批判を展開し議論していることの問題を前回のエントリーで書いた。そして、12/12付のmacska.orgエントリーにて、macska氏も同様の批判を展開している。 この批判対象を曖昧にする傾向が、伊田氏に限らず、最…

久々だ

一ヶ月に一度の更新ペースだったこのブログ、ふと気づけば前回更新から一ヶ月以上経過してしまった。本家のほうはぼちぼち更新しているのですが、こちらは長文用と位置づけてしまっただけに、なかなか…。ぼちぼちやっていくとします。

批判対象をぼやかし続ける伊田広行氏の論

『ふぇみん』2006年10月5日号に、『「ジェンダー」の危機を超える!徹底討論!バックラッシュ』本のレビューが掲載されていた。 そこに、「多様さを認めること、対立を恐れることなく議論し合えること、「ジェンダー」の危機には共に立ち向かえることが、…

ブッシュ政権下におけるアメリカの教育(マーティン&ヒューストンインタビュー、『バックラッシュ!』本未収録部分)

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか? (キャンペーンブログはhttp://d.hatena.ne.jp/Backlash/)において、ジェーン・マーティンさんとバーバラ・ヒューストンさんという二人の教育学者のインタビューをさせていただいた。 その際、スペー…

井上輝子氏脚注についてのmacska氏エントリーに関連しての考察

macskaさんが「『ジェンダー『『ジェンダーフリー』のつかわれ方」脚注に見る山口智美さんへの怨念」というエントリーを書かれている。これについて若干思うところを書いてみたい。 私も先日日本で、この論文が所載されている『「ジェンダー」の危機を超える…

『バックラッシュ!』本の原稿執筆の背景と、私にとっての読者共同体

『バックラッシュ!』本をめぐって、「読者共同体」関連の議論がブログ界隈でなされている。 その中で、ターゲットの読者が「都市部の大学院生」層であるとか、その「共同体」の外との関係はどうだとかいう議論になっているようだ。(詳細や関連ページなどは…

市川房枝記念会の未来を語る会・ブログ開設

このエントリー、ふぇみにすとの雑感@シカゴのブログのほうで書いたのですが、はてなの方々にトラバが送信されていないケースがあるみたいなので 再度こちらにもアップしてみます。(なんかAOLからはてなへのトラバがうまくいかない今日この頃…)重複トラバ…

放置状態?

こちらのブログ、若干の放置状態になっておりますが、のんびりペースでぼちぼち不定期更新していきます。 お知らせまで〜。(今現在のシカゴ村は、落ち着いて長いもの書くには、暑すぎる…)

メディアにおける性差別運動の衰退

「江原史観」エントリーのコメント欄議論で、フェミニズムにおけるメディア関連運動の衰退、という論点が出てきた。 重要な点だと思うので、別エントリーをたててみようと思う。id:discourさんのコメントが、問題のありかを端的にまとめている。 # discour …

検索

「女性学の誕生」で検索かけていらっしゃる方々がとても多い様子。どうしてだろう? ということで、近く1977年の「女性学の誕生」についてエントリー書こうかな。

主流女性学における「リブ=田中美津」像の問題と、『バックラッシュ!』の上野千鶴子インタビュー

女性運動史における「江原史観」問題エントリにおいて、江原氏が初期リブ運動を東京の一団体である、「ぐるーぷ闘う女」でまとめて考察してしまっていることの問題点に若干言及した。江原氏のリブ=「ぐるーぷ闘う女」という図式は、すなわち、リブ運動を語…

市川房枝記念会職員解雇の件に関する緊急アピール

市川房枝記念会の突然の職員解雇の件は、私の本家ブログ、「ふぇみにすとの雑感」@シカゴに、「市川房枝記念会・労組組合員を解雇」というエントリで触れている他、ファイトバックの会ブログ、id:discourさんの「市川房枝記念会の解雇問題」エントリ http:/…

市川房枝記念会理事会あてに送ったアピール文

以下のアピール文を先ほど、市川記念会と、女性ユニオン東京あてにメールで送りました。

市川房枝記念会くみあいニュース

新しくくみあいのサイトが立ち上がっています。最新情報や、今までの組合の交渉の歴史、今回の事業縮小・解雇決定を下した理事会のメンバー名などはぜひこちらをご覧ください。 市川房枝記念会くみあいニュース http://www.mndds.com/fusen/

『30年のシスターフッド』USツアー報告会

本家ブログ『ふぇみにすとの雑感@シカゴ』にも掲載したのですが、できれば多くの方々にいらしていただき、リブについて知り、語り合っていただきたい!というイベントですので、こちらでもお知らせしておきます。 今年の2月、アメリカ東部、中西部の11カ…

追記 

chikiさんの成城トランスカレッジ!よりトラバいただきました。はてな初心者の分際で影響力甚大のトラカレにてご紹介いただけるとは、三日坊主はできないということですね。頑張ろう。 はてなデビューを記念して、はてなTシャツ欲しい!

ブログのタイトル変更

「雑記」にはエントリが長過ぎる〜!とか、あっぷあっぷさんの「雑だ〜!」というご指摘などを受け、ブログのタイトルを変えてみました。なんか今度は堅いかしら。もっとよいアイデアある方はお知らせを。あ、今日は七夕なのですね。日付を見て気がついた。

女性運動史をめぐる「江原史観」の問題点とその影響

1996年、「行動する女たちの会」(1985年までは「国際婦人年をきっかけとして行動を起こす女たちの会」)が解散した。その後、一部の元会員たちによって、会の記録集作成プロジェクトが始まり、1999年、『行動する女たちが拓いた道』(未来社)という…

はてな参入?

メインで使っているAOLのブログが、字数制限のために長文が書きづらいので、とりあえずはてなにもブログをオープンしてみます。単にバックラッシュ!キャンペーンのはてな族の勢いに押されて、試してみたくなっただけってのもあるのだが。あ、もしかして、邪…